作成日:2020.09.24  /  最終更新日:2020.12.11

会社設立時に準備すべき法人印鑑(実印・銀行印・角印)

「印鑑」は、ご存知の通り、日本特有の文化でさまざまな場面で活躍をしているアイテムです。当然のことながら、会社設立をするとき、そして会社設立をした後も、印鑑は必要となってきます。

ということで、会社として用意するべき法人印鑑とは?をメインテーマに、会社と印鑑にまつわるお話をしていきます。

印鑑の文化が根付いている日本で会社の「顔」となるもの!?

2020年現在、まだまだ印鑑の文化が根付いている日本ですが…SNSを始め、さまざまなところから「印鑑なんて必要なの?不要でしょ!」という不要論の声が上がっているのも事実です。

今後、印鑑不要の時代になっていくのか?それとも、日本独自の文化として未来永劫、印鑑は活躍し続けるのかは…分かりません。ただ言えるのは、今現在では「必要」だということです。

そして必要な以上、印鑑は会社の顔となるものなので、きっちりと製作をするべきだと考えます。例えば、世界クラスで活躍するような大企業の代表者印が、どこでも購入ができるような手軽な印鑑だった場合…その会社の印象は「え?本当に?大丈夫なの?」と心配になってしまいますよね。

もちろん「面白い会社」「庶民派な会社」など肯定的な意見もあることでしょう。どちらがいいのか?という賛否は横に置いておいて…ここで伝えたいことは「印鑑の種類」というだけで、会社自体の印象を変えるということです。

印鑑一つで面白いと感じてくれる人もいれば、心配してくれる人もいるというわけです。だからこそ、印鑑は会社の顔であり、印象を形付ける重要なアイテムとなることは、改めて念頭に置いて会社設立をしていくことが大切です。

会社設立時は法人として代表者としての印鑑が必要

会社設立をするとき、大きく2つの種類の印鑑が必要となります。それが、法人としての印鑑と、代表者としての印鑑です。

さらに、各々で用意するべき印鑑はいくつかあり、少なくとも最低7種類(法人として4種、代表者として3種で合計7種)が必要となってきます。

「そんなにも必要になるの?」と驚いた人も多いかと思いますので、以下より、その7種について簡単に説明をしていきます。

法人として用意するべき4種の印鑑とは?

まずは法人として用意するべき4種の印鑑は「代表者印」「銀行印」「角印」「ゴム印」です。印鑑を製作してくれる業者によっては、おすすめ4セットとして安い値段で販売してくれることもあるので、ある意味でスタンダードな4種と理解しても問題ありません。場合によっては、このセットの中に「認印」も入っている場合も。

格安で手に入るのであれば、あってもまったく困らないものなので、セットで購入しておくこともおすすめします。ともあれ…昨今、質の良い印鑑であっても格安で手に入れられる時代にもなっているので、積極的に用意してみるのも良いと思います。

大事な場面で活躍する「代表者印(実印)」

主に、大きな契約をするときだったり、会社設立時の登記をするときだったり、法的な効力を持たせたい場合に活躍する印鑑です。実印でなければならないため、印鑑登録の手続きも必要となっていきます。

また、会社設立をするときは、何かと慌ただしく忙しくなるため、可能な限り早めに用意をしておくことをおすすめします。

会社として使う銀行口座を開設するための「銀行印」

言葉通りで、会社としてお金を入れておく銀行口座を開設するための銀行印となります。昔ながらの方法だと、すべて現金で金庫に入れておく場合は不要かもしれませんが…やはり、そうはいかないため用意する必要があります。

代表者印のような存在感が抜群の実印を用意する必要はありませんが…とはいえ、それなりの印鑑を用意するとよいでしょう。口座開設する銀行視点でも「いい印鑑を使っている本気の会社だ」と、よい印象を持ってもらえる可能性もあるので。

主に社印と活用する「角印」

一般事務用だったり、契約するとき対外的に使うケースもあります。汎用性の高い印鑑となるため、必ず用意をしておきたいところです。

活躍の場は、会社設立時というよりも、設立後、実際に動きだした後にはなりますが…こちらもセットで販売していることも多いので合わせて購入しておくと安い費用で抑えることができます。

会社の情報などが満載の「ゴム印」

角印と同様に汎用性の高い印鑑となります。社名、住所、代表者名、電話番号など、会社概要が押せる印鑑です。パンフレットやちょっとしたチラシなどにもよく活用されます。

会社の名刺を印鑑にしたイメージをしてもらえれば理解しやすいかと思います。上記4種と比較をすると、多少、軟派でオリジナリティを出すことができるため、ある意味で、このゴム印も「会社の顔」となる印鑑と言ってもよいでしょう。

代表者個人として用意する印鑑

続いては会社の代表者個人として用意するべき印鑑について紹介します。こちらも、不要論があるものの、まだまだ日本文化として根付いており、社会が動いているので用意する必要があります。

こちらも、法人印鑑と同じで、セットで格安で売っていることもあるのでおすすめです。ただ「実印」に関しては、相応のお金をかけておきたいところですが。

会社の役員としての威厳を示す「実印」

会社の代表者として、法的な効力を持たすために押印する印鑑になります。つまり実印となるため、代表者個人としての印鑑登録も必要となってきます。当然、こちらも「会社の顔」となる部分です。

用意する印鑑は、しっかりと吟味して製作してもらうことを強くおすすめします。

会社設立までの資金を保管しておく口座の銀行印

会社設立するために、さまざまな費用が発生します。また資本金も用意しておかなければなりません。そのお金を保管しておくための口座を利用するための銀行印です。

会社設立前なので、あくまでも個人的な銀行印でも問題ありません。ただ、中にはセットで重厚なものを購入して、きっちりと準備する人もいらっしゃいます。

こちらも、セットで印鑑業者が販売しているときもあるので、上手に活用して重厚な印鑑でも安いモノを手に入れてみるのも一興かと思います。

さまざまな場面で活躍する汎用性抜群の「認印」

書類チェックをして承認したことを示すときなど、確認印として活躍してくれる認印です。ただの名前にしておく場合もあれば、年月日も表現できるような認印もあります。

両方用意しても安いため、いろいろなモノを購入して、さらに細かい場面分けをして使用するのもよいかもしれませんね。

会社の顔となる「印鑑」の5つの作成ポイント

多くの種類の印鑑を用意しないといけないことは分かったところで…では、実際に印鑑を製作となった場合、どうしたらよいのか?と迷うところです。

印鑑業者と相談して進めていくことになりますが、会社の顔となるモノなので、しっかりとポイントを抑えておきたいですよね。

以下より、作成ポイント5つについて触れていきます。セットで格安で手に入る時代ではありますが、ポイントはきっちりと抑えて上手な買い物をしたいところですね。

印鑑の「書体」はスゴく重要

世間一般の実印を見てみると、文字がスゴく複雑になっていて「読めないよ!」という状態になっていることが分かります。これは、ただカッコよく魅せるためではありません。

あくまでも複製されないように工夫された書体になっているのです。会社として使う実印も当然、そのような書体にする必要があります。

法人の印鑑としてよく利用されるのは「篆書体」だったり「吉相体」です。印象がかなり変わるので、印鑑業者によっては、セットで販売していることもあります。

銀行印も複製できないように、敢えて読みづらくしておくのもよいでしょう。実印・銀行印以外の印鑑は、そこまで重要なときに登場するものではないため、書体は基本的に自由でよいかと思います。

印鑑の「重さ」を決定づける「材質選び」も作成ポイント

見出しに記載した「重さ」とは、印鑑自体の重量のことを言っているのではなく「重厚さ」の重さです。印鑑は、さまざまな材質で作ることができます。

一昔前までは象牙が人気があり、その圧倒的な存在感に重厚さを感じていたわけです。昨今では、チタンを始め、その重厚感を演出できる材質が多く出回っています。

当然、相応の値段にはなりますが、やはり顔になる部分なので、実印や銀行印は、多少の出費をしてでも、このような材質を選んでいきたいところです。

印鑑の大きさは常識の範囲に留めること

厳密には、印鑑の大きさは何かで正式に決まっているわけではありません。したがって、ものすごく大きな印鑑でもよいですし、逆に小さな印鑑でもよいです。

ただ、極端すぎると、押印された側からしたら、ケースによっては「小バカにされている」と誤解を与えてしまうことも。例えば、A4サイズの印鑑を押されたら「おいおい?」ってなりますよね。

印鑑業界には、相応のサイズというのが、ある程度あります。これに沿って作ることが大切になります。業者としっかりと相談して大きさを決めることをおすすめします。

印鑑の法的効力を持たせるのであれば届け出を!

印鑑自体に法的な効力を持っているわけではありません。なので、どれだけ重厚で、どれだけ高価な印鑑を作ったとしても、ただのスゴい印鑑というだけの話です。

もし、その印鑑に法的な効力を持たせたいのであれば、印鑑登録をしなければなりません。もちろん、シャチハタの印鑑であっても、契約書程度であれば、法的な効力を書類に持たせることは可能ですが…。

ただこれは、あくまでも書面に効力が発生しただけで印鑑自体の話ではありません。ともあれ、実印はただの高い印鑑ではなく、役所に届け出がされている印鑑のことを指します。

会社・代表者としての印鑑であれば…三文判はNG

会社として使う印鑑、代表者として使う印鑑、それが認印であったとしても、やはり三文判はNGです。理由はさまざまですが、やはり最大の理由は「複製されやすい」からです。

また、会社としての価値を下げてしまうことだってすらありえます。くどいですが、印鑑は会社の顔となる部分であり、安いモノが欲しいですが、それでも「よいもの」を選ぶことが重要です。

まとめ

冒頭でお話した通り、昨今、印鑑の不要論がさまざまな場所で上がっています。そのため、印鑑を軽視するケースも多くなってきました。このような状況にはありますが…声を大にして伝えておきたいことは「印鑑はスゴく重要な存在です」ということです。

どれだけ、不要論が叫ばれようが、まだまだ日本の文化です。そして、まだまだ活用されている状況なので、少なくとも2020年現在は、軽視するべきではなく、きっちりとした印鑑を用意することが大切だと思います。

作成するさいのポイントをすべて抑えて、会社の顔となる素晴らしい印鑑を用意してもらえると非常に嬉しいです。

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